関東フルーツ農園ガイド

VARIETY GUIDE

🍇 ぶどうの品種ガイド

ぶどうは果皮の色で大きく「緑系(白ぶどう・マスカット系)」「黒系」「赤系」の3つに分かれ、色によって味や香りの傾向が異なります。関東のぶどう狩りで人気の主要品種を、色のタイプ別に紹介します。

※写真は品種のイメージです(色・タイプが一致する代表写真を使用しています)。

ぶどうの系統の違い

緑系(マスカット系)

黄緑色のぶどう。マスカット特有のさわやかな香りと、すっきりした上品な甘さが特徴。種なし・皮ごと食べられる品種が多く、近年とくに人気。シャインマスカットが代表。

黒系

黒紫色の大粒ぶどう。果汁が多く濃厚な甘さと強い芳香が魅力で、食べ応えがある。「ぶどうの王様」巨峰をはじめ、ぶどう狩りの王道。皮はむいて食べる品種が中心。

赤系

赤〜赤紫色のぶどう。小粒で甘い早生のデラウェアから、赤いマスカットと呼ばれる高糖度の甲斐路まで幅広い。色づきが鮮やかで見た目も華やか。

緑系(マスカット系)の代表品種

シャインマスカットのイメージ

シャインマスカット

甘さ ★★★★★8月下旬〜9月下旬

鮮やかな黄緑色で1粒10g前後の大粒。種なしで皮ごと丸ごと食べられるのが最大の魅力。糖度が高く酸味が少なく、噛むとパリッとした歯ごたえとマスカット系の上品な香りが広がる。観光農園で一番人気の品種。

選び方のコツ:緑が濃すぎる房より、やや黄色みを帯びてきた房のほうが完熟で甘いです。

黒系の代表品種

巨峰のイメージ

巨峰きょほう

静岡県
甘さ ★★★★☆8月中旬〜9月下旬

「ぶどうの王様」とも呼ばれる日本の代表品種。黒紫色の大粒で、多くは種なしで提供され皮はむいて食べる。果汁が多く濃厚な甘さと程よい酸味、強い芳香が特徴で、しっかりした食感がある。

選び方のコツ:粒全体が黒紫色に濃く色づき、表面に白い果粉(ブルーム)がのっているものが完熟です。

ピオーネのイメージ

ピオーネ

甘さ ★★★★☆8月下旬〜9月中旬

巨峰よりひと回り大きい黒紫色の大粒種。ほとんどが種なしで食べ応えがある。巨峰譲りの濃厚な果汁に上品でまろやかな甘さが加わり、酸味とのバランスがよい。皮はむいて食べるのが一般的。

選び方のコツ:粒が大きく張りがあり、軸が緑で太いものが新鮮で甘いです。

藤稔のイメージ

藤稔ふじみのり

神奈川県
甘さ ★★★★☆8月中旬〜9月中旬

500円玉ほどにもなる黒紫色の超大粒種で、見た目のインパクトが強い。種なしで提供されることが多い。果汁がたっぷりで糖度が高く、コクのある上品な甘さ。果肉はやわらかくジューシー。

選び方のコツ:とにかく粒が大きく、色が深い黒紫に染まったものほど熟して甘いです。

赤系の代表品種

デラウェアのイメージ

デラウェア

甘さ ★★★★☆7月下旬〜8月中旬

赤紫色の小粒種で、房も手のひらサイズと小さい。種なしで皮離れがよく、子どもでも食べやすい。小粒ながら糖度が非常に高く濃厚な甘さで、酸味は控えめ。シーズン最初に登場する早生の定番。

選び方のコツ:粒が濃い赤紫〜やや茶色がかるくらい色づいたものが完熟で甘いです。

甲斐路のイメージ

甲斐路かいじ

山梨県
甘さ ★★★★★9月上旬〜10月中旬

明るい赤(ピンク)色の中〜大粒種で「赤いマスカット」とも呼ばれる。皮が薄く食べやすく、トップクラスの糖度を誇る。マスカット系のさわやかな香りと濃厚な甘さを併せ持つ山梨を代表する高級品種。

選び方のコツ:全体が鮮やかな赤色に色づき、粒先まできれいに発色した房が完熟です。

ぶどうの品種 早見表

品種系統甘さ
シャインマスカット緑系(マスカット系)★★★★★8月下旬〜9月下旬
巨峰黒系★★★★☆8月中旬〜9月下旬
ピオーネ黒系★★★★☆8月下旬〜9月中旬
藤稔黒系★★★★☆8月中旬〜9月中旬
デラウェア赤系★★★★☆7月下旬〜8月中旬
甲斐路赤系★★★★★9月上旬〜10月中旬

ぶどうの品種についてよくある質問

Q. 巨峰とピオーネの違いは?

ピオーネは巨峰の子孫で、種なしが多くさっぱり上品な甘さ。巨峰は種ありで濃厚な甘さが特長です。

Q. 皮ごと食べられるぶどうはどれ?

シャインマスカットが皮ごと食べられる代表品種です。甲斐路も皮が薄くそのまま食べやすい品種です。

Q. 一番甘いぶどうの品種は?

シャインマスカット・巨峰・ピオーネはいずれも糖度が高く、完熟すると強い甘さになります。