みかん狩りの食育効果。「じぶんではいだ」が子供の食への意識を変える
2026-03-05
冬の食育体験なら「みかん狩り」が最適
春のいちご、夏のブルーベリーと並んで、秋冬の果物狩りとして人気なのがみかん狩りです。収穫シーズンは10〜12月。寒くなってきた季節に農園でみかんを摘む体験は、子どもの記憶に長く残ります。
食育の観点からも、みかん狩りには優れた点がいくつかあります。
みかん狩りならではの食育ポイント
① 「木になっている状態」が見える
スーパーでネットに入って売られているみかんしか知らない子どもにとって、枝に実がなっている光景は大きな驚きです。「みかんって木になるの!?」という発見から会話が始まります。
また、葉っぱや枝の緑と、オレンジ色の実のコントラストが美しく、「食べ物が植物から生まれる」ということを視覚的に学べます。
② ハサミを使う体験
みかん狩りでは多くの農園でハサミを使って収穫します。「ヘタのすぐ上を切るんだよ」と教えてもらいながら、自分の手でツールを使って収穫する体験は、「農業には道具が必要」という気づきになります。
ハサミの使い方を学ぶ機会としても◎。
③ 「どれが甘いか」の選別眼
みかんの甘さを見分けるには、色・形・重さを見ます。
- 濃いオレンジ色のものが完熟に近い
- **扁平(平たい形)**のほうが甘みが強い傾向
- 持った感じにずっしり感があるものが果汁が多い
これらを子どもと一緒に確認しながら選ぶと、「食べ物を選ぶ目」が育ちます。スーパーでも「このみかんどっちが甘いかな?」と話しかけるきっかけになります。
④ ビタミンCの話ができる
みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。「なんで冬に食べるとかぜをひきにくいの?」という問いに「ビタミンCがたくさん入っているから体を守ってくれる」と説明できます。
「食べ物が体を守る」という意識の芽生えは、食育の核心部分です。
みかん狩りをさらに活かす方法
摘んだみかんでジュースを作る
農園で収穫したみかんを持ち帰って、家でジューサーにかけると「じぶんではいだみかんのジュース」が完成します。その味は市販のものとは全然違い、子どもが「また農園に行きたい」と思う動機になります。
皮でオレンジポマンダーを作る
少し高度ですが、みかんの皮を使った工作(クローブを刺すオレンジポマンダーなど)を翌日に取り組むと、農園体験の延長として楽しめます。
摘んだ数を数える
「今日何個摘んだかな?」と一緒に数えると、算数の教材にもなります。「30個摘んだから、1週間で1日4個食べられるね」という計算も自然に発生します。
まとめ
- みかん狩りは秋冬の食育体験として最適
- ハサミを使う収穫体験・選別・栄養の話がセットで学べる
- 持ち帰ったみかんを使って家での延長体験も豊か
- 「じぶんではいだ」という主体性が食への意識を育てる
寒い季節に農園でみかんを摘む体験は、子どもにとって特別な冬の思い出になります。ぜひ計画してみてください。
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