もも狩りでまるかじり。5歳の息子が「生まれて一番おいしい」と言った日
2026-03-13
「桃って、こんなに甘いの?」
もも狩りに行くまで、息子(当時5歳)は桃が「ふつうに好き」な程度でした。スーパーで買ってくれば食べるけど、特別好きというわけでもなく。
でも農園でもぎたての桃をまるかじりした瞬間、息子の表情が変わりました。
もぎたての桃は別物
農園について、おじさんに「甘くなった桃はここにあるよ」と案内してもらいました。ふわっとした甘い香りが鼻に届いて、息子が「いいにおいがする!」と言いました。
木から直接もぐのは少し力が必要で、「えいっ」と引っ張ってもうまくいかず、農園のおじさんに「こうやってやさしく回してごらん」と教えてもらいながら、ようやく一つもげました。
ずっしりした重さを両手で受け止めた息子が「でかい!」と満足そうな顔をしたのが印象的でした。
まるかじりするの?
農園では、もいだ桃をその場でまるかじりできます。初めてと聞いて、息子は少し迷っていましたが、農園のスタッフの方が「皮ごとかじってみて、それが一番甘いから」と教えてくれました。
おそるおそる一口かじった息子が、少し間を置いてから言いました。
「…うまい。すごくうまい。生まれて一番おいしいかも」
大げさな5歳児の言葉ですが、そう言いたくなるのは本当によくわかりました。汁がこぼれるほど熟した、もぎたての桃の甘さは、スーパーのものとは別世界でした。
「なんでスーパーのは違うの?」という問い
帰りの車で息子が聞きました。「なんで農園のほうが甘いの?スーパーのは同じ桃なのに」。
「農園では熟してからもぐけど、スーパーに並ぶ桃は遠くから運ぶから少し早めにもいでいるんだよ」と説明すると、「じゃあ農園に住んでたら毎日食べられるじゃん」と言って笑いました。
その夜、息子は「今日のこと日記に書く」と言って、絵日記に桃の絵を描いていました。果物の日記を書いたのは初めてでした。
もも狩りが教えてくれたこと
食べ物が「いつ・どこで・どうやって」育つのかを知る体験は、子どもの中で食への関心を根っこから変えてくれます。
息子はあの日以来、スーパーで桃を見るたびに「農園のやつとは違うけどね」と言うようになりました。一度本物を知ると、食への目が変わる。もも狩りはそれを教えてくれた体験でした。
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