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関東の桃狩り9園旬は6月〜9月
関東の桃狩りは6月〜9月が旬で、7〜8月が最盛期。早生の日川白鳳から始まり、白鳳・あかつき・川中島白桃へと品種がリレーしていきます。もぎたての桃は香りと果汁が格別。料金は大人660〜2,500円ほどで、産地のもぎ取り食べ放題は安く、時間制食べ放題やコース型は高めです。
SUMMARY / 3行でまとめると
- 旬は6月〜9月で、最盛期は7月〜8月です。品種が次々に切り替わり、時期によってやわらかい桃としっかりした桃の両方に出会えます。
- 選ぶ目安は、香りが立ち、実の底(枝のついていた側)までしっかり色づいて、表面の産毛がきれいに寝ているもの。摘み取るときは、指で押さず、手のひらで包むようにやさしく扱います。
- 食べ放題か買い取り(量り売り)かは農園ごとに違います。傷みやすい果物なので、持ち帰りの段取りと、予約・天候を事前に確認しておくと安心です。
桃狩りの旬・ベストシーズン
最盛期旬の時期今月
ベストシーズン:7月〜8月(品種が次々と切り替わる最盛期)
料金相場:大人 660〜2,500円・子ども 320〜1,650円(産地のもぎ取り食べ放題は880〜1,400円が中心、時間制食べ放題や都市近郊・収穫土産付きのコース型は2,000〜2,500円超)
桃の品種のちがい(やわらか系としっかり系)
桃(白桃)は大きく、果肉がやわらかくとろける「白鳳系」と、果肉が締まってしっかりした「白桃系」に分かれ、収穫時期も前半・後半に分かれます。関東の桃狩りで出会える代表品種を、系統別(時期順)に紹介します。
日本で食べられている桃は、大きく果肉が白い「白桃系」と、果肉が黄色い「黄桃系」に分けられ、桃狩りで出会うのは主に白桃系です(農林水産省)。山梨県によると、桃には肉質がやわらかい「溶質」と、しっかりした「不溶質」の違いがあり、1つの品種の収穫期間はおおむね1週間ほど。そのため、時期によって出会える品種が入れ替わっていきます。
| 品種 | 系統 | 甘さ | 収穫時期 | 食感 | 味わい |
|---|---|---|---|---|---|
| 日川白鳳 | 白鳳系(やわらか系) | ●●●●○ | 6月下旬〜7月中旬 | やわらかめ・繊維が少ない | 果汁が多く、酸味は控えめ |
| 白鳳 | 白鳳系(やわらか系) | ●●●●○ | 7月中旬〜8月上旬 | やわらかく、とろけるようになめらか | 果汁が非常に多く、酸味はほとんどなし |
| あかつき | 白桃系(しっかり系) | ●●●●● | 7月下旬〜8月上旬 | 締まって緻密・ややかため | 甘みが濃く、ほどよい酸味 |
| 浅間白桃 | 白桃系(しっかり系) | ●●●●○ | 7月下旬〜8月上旬 | 白鳳よりやや締まりがある | ジューシーで甘い |
| 川中島白桃 | 白桃系(しっかり系) | ●●●●● | 8月上旬〜9月上旬 | ややかたく、シャキッとした歯ごたえ | 糖度が高く濃厚 |
※表は横にスクロールできます。
桃の品種ガイドを見る
日川白鳳・白鳳・あかつき・浅間白桃 など、甘さ・特徴・食べ頃の違いを解説
日川白鳳
白鳳の枝変わりとして生まれた早生種で、桃狩りシーズンの口火を切る品種。果肉は乳白色でやわらかめ、繊維が少なく果汁が多い。酸味は控えめで、まだ桃が出回らない時期に味わえる早出しの人気種。
選び方: 果皮全体が鮮紅色に濃く染まり、香りが立ってきたものが完熟のサインです。
白鳳
「桃の王様」とも呼ばれる白鳳系の代表品種。果肉は白くやわらかく、口当たりがとろけるようになめらかで果汁が非常に多い。酸味がほとんどなく上品な甘さで、桃らしい桃を求める人に定番。
選び方: やわらかく傷みやすいので、皮にハリがあり甘い香りが強いものを選び早めに食べるのがコツです。
あかつき
白桃と白鳳を掛け合わせた高糖度品種。果肉は締まって緻密でややかための歯ごたえがあり、果汁も豊富でほどよい酸味が甘さを引き締める。日持ちがよく、福島が栽培面積の約半分を占める全国的主力品種。
選び方: 全体が均一に赤く染まり、緑がかった部分がなく左右対称に丸いものを選びます。
浅間白桃
山梨を代表する白桃で「外観・食感・味覚の三拍子そろった」と評される大玉品種。果肉は白く、白鳳よりやや締まりがありながらジューシーで甘い。特大サイズになりやすく贈答にも使われる人気種。
選び方: ずっしりと重みがあり、皮全体がクリーム色〜赤に色づいたものが食べ頃です。
おいしい桃の選び方
桃は、収穫のときの熟し具合がそのまま食べごろにつながります。見た目・香り・やわらかさの3つを、やさしく確かめてみましょう。
- 香りがしていて、表面全体に産毛がきれいに生えているものを選びます。産毛が寝ているものが目安とされています(JAグループ、富士の国やまなし観光ネット)。
- 枝についていた側(実の底)まで色づいているかを確認します。緑がかっていると未熟で、黄色みを帯びてきたものは熟しすぎの目安です。
- くぼみ(縫合線)が左右対称で、形がきれいなものを選びます。JAグループは、完熟の目印を「くぼみの周辺が青くないもの」としています。
- 赤みが強く、少しやわらかいものが食べごろです。やわらかすぎたり、黄色っぽくなっていたりするものは熟しすぎで、発酵したような独特の香りがすることがあります。
- 木の高いところや、木の外側に実っている果実が、おいしい桃を探すときの目安として紹介されています(富士の国やまなし観光ネット)。ただし、無理に手を伸ばしたり枝を引っぱったりせず、届く範囲で選びましょう。
- 実を確かめるときは、指先で押さないようにします。押した跡は傷みの原因になります。手のひらで包むように、やさしく触れてください。
当日の流れと、収穫のしかた
農園ごとに細かな違いはありますが、おおよその流れはこのとおりです。収穫のコツを知っておくと、桃を傷めずにもぎ取れます。
事前に確認する
開園日・時間、予約の要否、料金のしくみ(食べ放題か買い取りか)、雨の日の対応を、農園のページや電話で確認しておきます。
受付をする
多くの農園では、受付で料金を支払ってから畑へ案内されます。注意事項の説明を受け、枝を折らない・木に登らないなどのルールを確認します。
食べごろの桃を選ぶ
表面全体に産毛があり、実の底までしっかり色づいて、香りの強い実が完熟の目安です。選び方の章を参考に、スタッフの方にも聞いてみましょう。
手のひらで包んで、やさしくもぎ取る
片手で枝をつかみ、もう片方の手で実を痛めないようにやさしく持ちます。指で押さないようにして、桃をそっと持ち上げるようにもぎ取ります。
その場で食べる・量る
食べ放題の農園はその場で味わいます。買い取りの農園は、計量してからお会計をします。もぎたては常温のほうが香りと甘みを感じやすいといわれています。
持ち帰る
桃は傷みやすいので、重ねずに、やわらかいタオルなどで包んで持ち帰ると安心です。持ち帰り後の保存は、食べ方・保存の章を参考にしてください。
服装・持ち物チェックリスト
桃の果汁はたっぷりで、服につくと汚れやすいので、汚れてもよい服装がおすすめです。桃園は日差しが強いため、暑さと虫への備えも大切です。
服装
- 帽子(日差し対策に。頭上の枝から守ってくれます)
- 汚れてもよい服(果汁がつくことがあるので、着替えがあると安心です)
- 歩きやすく汚れてもよい靴(足元が土や草のことが多く、雨上がりはぬかるみます)
- 薄手の長袖・長ズボン(日焼けや虫、枝先で腕を引っかくのを防ぎます)
持ち物
- ウェットティッシュ・タオル(手や口のまわりをふくため)
- 飲み物・日焼け止め・虫よけ
- 保冷バッグと保冷剤(持ち帰り用)
- やわらかいタオルや新聞紙(持ち帰る桃を包むため)
- ビニール袋(ゴミや汚れものを入れる用)
- 現金(農園によっては現金のみのことがあるため、事前に確認を)
お子さま連れのポイント(安全のために)
自分で桃をもぎ取る体験は、お子さまにとって忘れがたい思い出になります。安全のために、次のことに気をつけてあげてください。
- 枝を折らない、木に登らないのが基本のルールです。高い場所の実は無理に取らず、大人が手の届く範囲で選んであげてください。
- 桃はとてもやわらかいので、お子さまには「手のひらで包んで、そっと」と声をかけてあげます。指で押したり、握りしめたりすると、実が傷んでしまいます。
- 桃の中心には大きな種があります。小さなお子さまには、果肉をすべて種から外してから、食べやすい大きさに切ってあげると安心です。
- はじめて桃を食べるお子さま、また花粉症のあるご家族は、食べたあとに口のまわりや喉がかゆくなったり、イガイガしたりしないかを見てあげてください。気になる症状があれば、主治医の先生に相談しましょう。
- 食べているあいだは、座って落ち着いて食べるようにします。走ったり、はしゃいだりしながら口に入れるのは避けましょう。
- 果汁のついた手でほかのものを触らないよう、ウェットティッシュを多めに持っておくと便利です。
- 日差しの強い日は、こまめな水分補給と休憩を。帽子をかぶり、暑さに気づきにくいお子さまの様子を見てあげてください。
おいしい食べ方・保存・皮のむき方
桃は、収穫してから日持ちする果物ではありません。せっかくのもぎたてを、最後までおいしくいただくためのコツです。
- 理想は、持ち帰ったらすぐに食べることです。食べごろの目安は、香りがして、表面が軽く触れてやわらかくなったころです。7〜8月に出回る品種は購入後2日ほど、9月以降の品種は4〜5日ほどが目安とされています(農林水産省)。
- 完熟した桃は傷みやすく、2〜3日ほどしか日持ちしないとされています(JAふくしま未来)。まだかたい桃は、常温に置いて追熟させます。
- 未熟な桃を冷蔵庫に入れると、甘みが出にくくなります。また、冷やしすぎると味が落ちるため、冷やすのは食べる直前がおすすめです(JAグループ)。食べる30分〜1時間ほど前に冷やすとよいとされています(JAフルーツ山梨)。
- すぐに食べきれないときは、食品用のポリ袋に2個程度入れて軽く口を結び、冷蔵庫の野菜室へ。1週間以内に食べきります(農林水産省)。冷気が直接当たらないようにするのがコツです。
- 冷蔵していた桃は、食べる3時間ほど前に出して常温に戻すと、香りと甘みを感じやすくなります(富士の国やまなし観光ネット)。
- 皮をむくときは、産毛を流水で洗ってから、ナイフや包丁を使うときれいにむけます。最近の品種は、皮を手でむけるものは少ないとされています。
- 切り方は、縫合線(くぼみ)に沿って、種まで包丁を入れます。両側から実をひねるように外して、種を取り除き、食べやすい大きさに切ります。
- 皮はできるだけ薄くむくと、おいしくいただけます(JAフルーツ山梨)。
- 食べきれない分は、丸ごとラップで包み、冷凍用の袋に入れて冷凍する方法もあります。1か月ほどが保存の目安です(JAふくしま未来)。
食べ放題・買い取り・量り売りのしくみ
桃狩りの料金のしくみは、農園によって違います。目的に合わせて選ぶと、満足しやすくなります。
食べ放題は、その場でたっぷり味わえるのが魅力です。時間制限のある農園と、時間無制限の農園があります。お土産の桃は、別料金で買い取れる農園もあります。
買い取り・量り売りは、もぎ取った桃を計量して、その分をお支払いするしくみです。おみやげにしやすいのが特徴です。農園によっては、摘み取った桃を園外へ持ち出せないところもあるため、持ち帰れるかどうかは事前に確認しておくと安心です。
料金の目安は上の一覧のとおり、農園ごとに幅があります。最新の金額は、各農園の案内でご確認ください。
DATA / 当サイト掲載データからみる関東の桃狩り
9件
掲載している農園数
5件
食べ放題と確認できた農園
- 群馬県6件
- 茨城県2件
- 栃木県1件
※各農園の公式情報などを元にした当サイトの集計です。食べ放題は、確認できた範囲の件数です。
予約・混雑・雨の日の考え方
当日にあわてないために、事前に確認しておきたいポイントです。
- 予約が必要かどうかは、農園によって異なります。予約不要の農園もあれば、団体のお客さまは事前相談が必要な農園もあります。農園のページや電話で確認してください。
- 最盛期(7月〜8月)の土日祝日は混み合う傾向があります。平日や開園直後は、比較的ゆったり過ごせます。
- 収穫時期は品種ごとにおおむね1週間ほど(山梨県)。天候や作柄で前後するため、お目当ての品種があるときは、事前に問い合わせておくと安心です。
- 雨の日は、営業するかどうかが農園によって異なります。屋根のある畑を用意している農園もあります。足元がぬかるむため、替えの靴があると安心です。
- 農園によっては、売り切れ次第終了となる場合があります。最新の情報は、各農園の公式情報をご確認ください。
エリア別の桃狩り農園
関東で桃狩りが楽しめる農園を9件掲載しています。エリアから探せます。
桃狩りのお役立ちコラム
桃狩りのよくある質問
Q. 桃狩りの旬はいつですか?
6月〜9月で、7〜8月が最盛期です。早生の日川白鳳から川中島白桃まで品種がリレーしていきます。
Q. 桃狩りは食べ放題ですか?
農園によります。食べ放題プランのほか、もぎ取り1〜2個付きで持ち帰るプランも多くあります。
Q. 桃はその場で皮ごと食べられますか?
はい、もぎたては皮ごと食べられます。産毛が気になる場合は軽く拭くか、持参の水で洗うとよいでしょう。
Q. やわらかい桃と硬い桃、どちらが選べますか?
時期によります。7月の白鳳系はやわらかく、8〜9月の川中島系は硬めでしっかりした食感です。
Q. 桃狩りで気をつけることは?
桃はデリケートで傷みやすいため、やさしく扱いましょう。アレルギーが心配な方は事前に確認を。
Q. 桃狩りの料金はいくらくらいですか?
農園により幅がありますが、もぎ取り食べ放題は大人880〜1,400円程度、時間制食べ放題や収穫土産付きのコース型は2,000〜2,500円超が目安です。
Q. 桃の食べごろは、どうやって見分けますか?
香りがして、表面が軽く触れてやわらかくなっているのが食べごろの目安です(農林水産省)。JAグループは、完熟の目印を「くぼみの周辺が青くないもの」としています。指で強く押さず、手のひらで包むように確かめてください。
Q. 桃は冷蔵庫に入れても大丈夫ですか?
未熟な桃を冷蔵庫に入れると甘みが出にくくなり、冷やしすぎても味が落ちるとされています。まだかたいものは常温で追熟し、冷やすのは食べる直前にするのがおすすめです。食べる30分〜1時間ほど前に冷やすとよいとされています。
Q. 持ち帰った桃はどのくらい日持ちしますか?
完熟した桃は傷みやすく、2〜3日ほどが目安です。食べきれないときは、食品用のポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れ、1週間以内に食べきります。
Q. 桃はどうやって皮をむけばよいですか?
最近の品種は手でむけるものが少ないため、ナイフや包丁を使うときれいにむけます。縫合線(くぼみ)に沿って種まで切り込みを入れ、実をひねって種を外してから、薄く皮をむくのがコツです。
Q. 花粉症ですが、桃を食べても大丈夫ですか?
花粉症のある方の一部は、桃などバラ科の果物を食べたあとに、唇・舌・喉がかゆくなったりイガイガしたりすることがあります(花粉-食物アレルギー症候群)。加熱すると大丈夫なことがあるとされています。気になる症状があるときは、主治医の先生にご相談ください。
Q. 桃狩りは「食べ放題」と「量り売り」のどちらを選べばよいですか?
農園によって、時間内に食べ放題のところと、収穫した分を量り売りするところがあります。その場でたっぷり食べたいときは食べ放題、おみやげに持ち帰りたいときは量り売り、と目的で選ぶと決めやすくなります。時間や料金は農園ごとに異なるため、行く前に公式情報で確認しましょう。
Q. ベビーカーや、小さなお子さま連れでも桃狩りはできますか?
農園によって、足元の状況や通路の広さは異なります。ベビーカーが使えるかどうかは、事前に農園へ確認しておくと安心です。抱っこひもがあると、両手が空いて動きやすい場合があります。
Q. 桃狩りの持ち物は何がありますか?
帽子、飲み物、タオル、ウェットティッシュ、ごみ袋があると便利です。暑い時期のお出かけになるため、日よけと水分補給の準備をしておくと安心です。持ち帰るときは、傷まないよう保冷バッグがあると安心です。
Q. 白鳳とあかつきの違いは?
白鳳はとろける果肉でまろやかな甘さ、あかつきは果肉がしっかりめで甘味が濃いのが違いです。
Q. 硬い桃が好きな場合はどの品種?
8月中旬以降の川中島白桃が硬めでしっかりした食感です。歯ごたえのある桃が好きな方におすすめです。
Q. 一番甘い桃の品種は?
あかつき・川中島白桃が糖度の高い品種として人気です。完熟したものは特に濃厚な甘さになります。
参考・出典
最終更新日:2026/09/21 / 執筆・編集:関東フルーツ農園ガイド編集部。農園数などの集計は当サイトの掲載データによるものです。編集方針や情報の更新についてはサイトについてをご覧ください。