秦野市はなぜいちご狩りで知られるようになったのか|産地の由来を調べてみた
2026-09-07
秦野のいちごは、クラシック音楽を聴いて育っています
🍓 現地で使える話のタネ:「秦野のいちごって、クラシック音楽を聴きながら育ってるんだって」
神奈川県秦野市は、丹沢山系と大磯丘陵に囲まれた県内唯一の盆地です。地下に砂礫層と火山灰層が重なる天然の水がめを持ち、「秦野盆地湧水群」は1985年に名水百選に選ばれました[1]。この豊かな水を使って、市内6園でいちご狩りが楽しめます。
農園のひとつ「ファームスクエア丹沢の森」は、名水を使うだけでなく、クラシック音楽を聴かせながらいちごを育てるというユニークな栽培法を公式サイトで紹介しています[2]。音楽を聴いて育ったいちご、というのはちょっとロマンがありますね。
※写真はイメージです / Photo: Jez Timms on Unsplash
実は、かつては「全国有数のたばこ産地」でした
意外なことに、秦野は1984年(昭和59年)まで葉タバコ耕作が盛んな、全国有数のたばこ産地でした[3]。今いちご狩りができる畑の多くは、かつて全く違う作物が育っていた土地の上に広がっているということになります。
記録の上で一番古い観光農園は、2012年開設の「かたのいちご園」。紅ほっぺ・さちのか・やよいひめ・桃薫など、珍しい品種も含めて栽培しています[5]。
※写真はイメージです / Photo: Hailey Tong on Unsplash
神奈川生まれの新品種「かなこまち」
2024年、神奈川県農業技術センターが「紅ほっぺ」×「やよいひめ」を交配した県オリジナル品種「かなこまち」を発表しました。1986年の「湘寿」以来、38年ぶりの県産オリジナル品種で、名前は「神奈川」と小野小町にちなんで公募で選ばれたそうです[4]。秦野市内の農園もこの新品種の試験栽培に参加しました。
家族に、こんな話をしてあげられます
秦野でいちご狩りをするとき、こんな話をしてあげられます。
「秦野のいちごって、クラシック音楽を聴きながら育ってるんだって」
「このあたり、昔はいちごじゃなくてタバコの葉っぱを作ってたんだって」という話も、意外性があって会話が弾みそうです。
秦野市でいちご狩りを楽しむなら
秦野市内の観光いちご園をまとめてチェックしたい方は、秦野市のいちご狩り農園一覧から探せます。
参考・出典
この記事は参考になりましたか?
FAQ
Q. 秦野市のいちご狩りはいつ頃楽しめますか?
多くの農園で1月から5月頃までが目安です。品種や気候によって前後するため、訪れる年の最新情報は各農園の公式サイトでご確認ください。
Q. 秦野市は「いちご発祥の地」なのですか?
そうした記録は見当たりませんでした。確認できるのは、名水百選の湧き水を使った栽培や、県オリジナル品種「かなこまち」の産地の一つだという事実です。
Related Articles
Share
