町田市はなぜブルーベリーの名産地になったのか|産地の由来を調べてみた
2026-09-12
町田市は、知る人ぞ知る都内有数のブルーベリー産地です
🫐 現地で使える話のタネ:「このブルーベリーね、実は50年くらい前に1軒の農園から始まったんだって」
東京都町田市には現在10園前後のブルーベリー観光農園があり、6月中旬から8月にかけて摘み取り体験を楽しめます[1]。実はそのすべての始まりは、たった1軒の農園でした。
観光農園に行く前に「なぜここでブルーベリーが盛んなのか」を知っておくと、農園の方との会話がぐっと弾みます。今回、行政発表をそのまま受け取らず、地元紙や公的資料まで遡って調べてみました。
始まりは、1軒の農園と1970年代前半
- 町田市木曽西の「浅沼ブルーベリー農園」で、浅沼重臣さんが栽培を始めたのが約50年前(1970年代前半)[2]
- きっかけは、日本のブルーベリー栽培発祥の地とされる小平市の知人からの勧めだったそうです[2]
- そこから少しずつ栽培農園が増えていき、現在は10園前後が観光農園として摘み取り体験を提供しています[1]
たった1人の「やってみよう」から、半世紀かけて地域の産地文化になった、というのが町田のブルーベリーの実像のようです。
※写真はイメージです / Photo: Anita Austvika on Unsplash
「発祥の地」は小平市。町田は開拓者ではなく、いち早い継承者
「町田が日本のブルーベリー栽培を切り開いた」という紹介を見かけることがありますが、これは正確ではありません。
- 日本で商業的にブルーベリーが栽培されたのは1968年、東京都小平市が最初とされています[3][4]
- 東京農工大学の岩垣駛夫教授がアメリカから適した品種を取り寄せたのが始まりで、小平市には「ブルーベリー栽培発祥の地」の記念碑もあります[3]
- 町田市の浅沼さんも、この小平の知人から栽培を学んで始めたそうです[2]
つまり町田は「ブルーベリーをゼロから切り開いた開拓者」というより、「いち早く技術を受け継ぎ、地域に広めた産地」という位置づけが実情に近いようです。
「日本最古の木」「都内2位」という発表も
町田市役所は2026年7月、「日本最古のブルーベリーの木がある」「収穫量は都内2位」と発表しています[5]。老舗の産地であることは地元紙の取材や市の広報誌など複数の情報源で裏付けられていて、由緒ある産地であるのは間違いなさそうです。ただ、この「最古」「2位」の根拠となる統計資料は一般には公開されておらず、「市がそう発表している」という話として楽しむのがよさそうです。
※写真はイメージです / Photo: Yulia Khlebnikova on Unsplash
家族に、こんな話をしてあげられます
町田のブルーベリー農園を訪れたとき、隣で摘んでいる子どもや家族に、こんな話をしてあげられます。
「このブルーベリーね、実は50年くらい前に1軒の農園から始まったんだって」
もっと知りたくなったら農園の方に聞いてみると、さらに詳しい話を聞かせてくれるかもしれません。一次情報は、農園の方自身が一番よく知っています。
参考・出典
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FAQ
Q. 町田市のブルーベリー狩りはいつからいつまで楽しめますか?
多くの農園で6月中旬から8月頃までが目安です。品種や気候によって前後するため、訪れる年の最新情報は各農園の公式サイトやSNSでご確認ください。
Q. 日本で最初にブルーベリーが栽培されたのは町田市ですか?
いいえ。日本で商業的なブルーベリー栽培が始まったのは1968年、東京都小平市が最初とされています。町田市での栽培は、そこから技術を受け継ぐ形で1970年代前半に始まったといわれています。
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