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関東のりんご狩り32園旬は8月下旬〜11月下旬
関東のりんご狩りは群馬(沼田・みなかみ・中之条)と栃木(矢板)が二大産地。シーズンは8月下旬から11月下旬で、見頃は甘い品種が出そろう10〜11月です。多くの農園が入園料+もぎ取りの量り売り(1kg500〜800円)方式で、早生のつがるから晩生のふじまで時期ごとに違う品種を味わえます。
SUMMARY / 3行でまとめると
- 旬は8月下旬〜11月下旬。9月は早生の品種、甘みが出そろう最盛期は10月〜11月です。
- 全体がきれいに色づき、ハリとツヤがあって、持つとずっしり重いものが選び方の目安です。蜜の有無は品種による違いもあるので、目安のひとつにとどめます。
- りんごは固くて大きな果実なので、小さなお子さまには食べさせ方の工夫を。高い枝は脚立を使うことがあるため、安全面も事前に確認しておくと安心です。
りんご狩りの旬・ベストシーズン
最盛期旬の時期今月
ベストシーズン:10月〜11月
料金相場:入園料300〜500円+もぎ取り量り売り1kg500〜800円(食べ放題プランの農園もあり)
りんごの品種と色のちがい
りんごは皮の色で大きく「赤りんご系(ふじ・つがる・シナノスイートなど)」と「青りんご系(王林・ぐんま名月)」に分けられます。観光農園では1本の園地で複数品種を栽培し、9月の早生から11月の晩生へとリレーするのが一般的。食べ比べると違いがよく分かります。
赤りんご系
皮が赤〜紅色に色づくタイプで、関東の観光農園の主役。つがる・シナノスイート・サンふじなど品種が多く、9月から11月まで切れ目なく楽しめます。全体に甘みが強く、紅玉のように酸味のしっかりした料理向き品種も含まれます。
青りんご系
皮が黄緑〜黄色のタイプで、王林やぐんま名月が代表。さわやかな芳香とすっきりした甘さで、酸味が少なく子どもにも食べやすいのが特徴。収穫は10月下旬〜11月の晩生が中心で、赤りんごとの食べ比べに人気です。
りんごの「蜜」は、農林水産省によると、果実が成熟するにつれて果肉の一部が水を含んだように見える現象です。入り方は品種によって異なり、完熟しても蜜がほとんど入らない品種もあります。蜜そのものが周囲の果肉より甘いわけではなく、熟して糖がたまっているサインのひとつ、と考えるとよさそうです。
| 品種 | 系統 | 甘さ | 収穫時期 | 酸味 | ひとこと特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンふじ | 赤りんご系 | ●●●●● | 11月上旬〜下旬 | ほどよい酸味 | 蜜が入りやすく、シャキッとした歯ごたえ |
| つがる | 赤りんご系 | ●●●●○ | 9月上旬〜中旬 | 少なめ | 早生種。果肉はやわらかめでみずみずしい |
| シナノスイート | 赤りんご系 | ●●●●● | 10月上旬〜中旬 | 控えめ | 果汁が多く、果肉はサクサク |
| 紅玉 | 赤りんご系 | ●●○○○ | 10月上旬〜中旬 | しっかり強い | 小ぶりで、加熱しても風味が崩れにくい |
| 王林 | 青りんご系 | ●●●●○ | 10月下旬〜11月上旬 | 少なめ | さわやかな芳香でやさしい味わい |
| ぐんま名月 | 青りんご系 | ●●●●● | 10月下旬〜11月上旬 | 少なめ | 黄色い品種で、蜜が入りやすい |
※表は横にスクロールできます。
りんごの品種ガイドを見る
サンふじ・つがる・シナノスイート・紅玉 など、甘さ・特徴・食べ頃の違いを解説
サンふじ
日本を代表する晩生の赤りんご。蜜が入りやすく、濃厚な甘みとシャキッとした歯ごたえ、ほどよい酸味のバランスが抜群。袋をかけず太陽を浴びて育てた『サンふじ』は特に甘みが濃いとされます。
選び方: ずっしり重く、おしりまで赤く色づいたものが完熟で蜜入りの目安。
つがる
シーズン最初に出回る早生の赤りんご。酸味が少なく甘みが先に来るジューシーな味わいで、シーズン開幕の人気品種。果肉はやわらかめでみずみずしい。
選び方: 早生種は日持ちしないので、もぎたてのうちに早めに食べるのがおすすめ。
シナノスイート
ふじとつがるを親に持つ中生種で、名前のとおり甘みがしっかり強く酸味は控えめ。果汁が多く果肉はサクサク。子どもから大人まで食べやすい人気品種。
選び方: ハリとツヤがあり、全体が均一に赤く色づいたものを選ぶと甘い。
紅玉
酸味がはっきり強い小ぶりの古典品種。生食でもさっぱり楽しめますが、加熱しても風味が崩れにくくアップルパイやジャムなど料理・お菓子に最適。鮮やかな濃赤色が特徴。
選び方: 甘いりんごが好きな人より、酸味やお菓子作り目的の人向け。
おいしいりんごの選び方
農園では、木になっている実の中から自分で選べるのが楽しいところ。もぎ取る前に、次のポイントを見てみてください。
- 全体がきれいに色づき、ハリとツヤがあるものを選びます。JAグループは、持ったときに重量感があるものを目安に挙げています。
- おしり(底の部分)が深くくぼんで、形がいびつでないものが目安です。
- ツル(軸)が太くしっかりしているものを選びます。
- 色は日の当たり方で濃淡が出ます。栽培では、日光が当たった部分が赤くなるため、実をまわして反対側にも光を当てる作業があります(青森県りんご対策協議会)。
- 蜜は、成熟して糖がたまったしるしのひとつです。ただし入り方は品種によって違い、王林やつがるのように蜜が入りにくい品種もあります。蜜がなくても、味が劣るとは限りません。
- サンふじのように「サン」がつく品種は、袋をかけずに日光を当てて育てたもので、完熟して甘みが増し、中央に蜜が入っているとされます(JAグループ)。
当日の流れ(はじめてでも安心)
農園ごとに違いはありますが、おおよその流れはこのとおりです。
事前に確認する
開園日・時間・予約の要否・料金のしくみ(食べ放題か量り売りか)を、農園のページや電話で確認しておきます。品種ごとに収穫の時期が違うため、行く日にどの品種がもげるかも聞いておくと安心です。
受付をする
入園料がある農園ではここで支払いを。もぎ取りの方法や、入ってはいけないエリア、注意事項の説明を受けます。
品種と食べごろを教えてもらう
りんごの収穫は、品種ごとの目安の日数を参考に、熟し具合で最終的に決めるとされています(JA全農あおもり)。早生〜中生の品種は何回かに分けて、晩生の品種は一度にまとめて収穫することが多いとのことです。だからこそ、農園の方に今日の食べごろを聞くのが近道です。
実を選んで、丁寧にもぐ
りんごは傷がつきやすい果実なので、農園では1つ1つ丁寧に収穫します(青森県りんご対策協議会)。もぎ方は農園の説明に従い、かごに入れるときはそっと置きます。
食べる・量る
食べ放題の農園は決められた時間内にその場で。量り売り・買い取りの農園は、計量してからお会計をします。
持ち帰る
りんごは暑さが苦手です。車内に置きっぱなしにせず、日陰に置いたり、保冷バッグを使ったりして持ち帰りましょう。
服装・持ち物チェックリスト
りんごの果樹園は、足元が芝生や土で、頭上に枝が張っていることが多くあります。動きやすく、汚れても気にならない服装が安心です。
服装
- 歩きやすい靴(芝生や土の上を歩き、雨上がりはぬかるみます。脚立の近くを歩くときも、すべりにくい靴が安心です)
- 帽子(頭上の枝や日差しから守ってくれます)
- 薄手の長袖(枝や葉、虫よけ、日焼け対策に)
- 秋は朝晩が冷えるため、脱ぎ着しやすい上着
持ち物
- ウェットティッシュ・タオル(手や口のまわりをふくため)
- 飲み物(水分補給用)
- 保冷バッグと保冷剤(持ち帰り用。りんごは暑さが苦手です)
- ビニール袋(ゴミ・汚れものを入れる用)
- 現金(農園によっては現金のみのことがあるため、事前に確認を)
お子さま連れと、高い枝・脚立の安全
りんごは固くて大きな果実です。お子さまへの食べさせ方と、高い枝をもぐときの安全に、少しだけ気を配ってあげてください。
- 消費者庁は、子どもの窒息・誤嚥事故を防ぐために、ミニトマトなど丸い食品は4等分にする、調理してやわらかくするなど、よくかんで食べられるように工夫することを呼びかけています。りんごも固さがあるため、月齢や歯の生えそろい具合に合わせて食べさせ方を考えてあげてください。迷うときは、かかりつけの小児科や自治体の保健師にご相談を。
- 消費者庁は、食べているときの姿勢を整え、食べることに集中させるよう呼びかけています。口に食べ物が入ったまま、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸い込んで窒息するおそれがあります。歩きながら食べず、座って食べる時間をつくりましょう。
- 高い枝の実は、大人が脚立を使って収穫する場面があります。消費者庁の啓発では、脚立の事故は使い方の誤りやバランスを崩したことが原因の場合が多いとされ、「脚立の天板(最上段)に乗らない」「平らで安定した場所に設置する」ことが基本です。
- はしごを使うときは、補助者に支えてもらうことが大切です(消費者庁)。お子さまは脚立から離れた場所で待たせ、実を受け取るときも、脚立の真下や周りに近づけないようにします。
- 地面に落ちた実は傷んでいたり、虫がいたりすることがあります。拾って食べず、農園のルールに従ってください。
- 農園によって、脚立の貸し出しや、高い枝をもぐスタッフの対応は異なります。危ないと感じたら無理をせず、農園の方に声をかけましょう。
おいしい食べ方・保存のコツ
もぎたてのりんごを、家に帰ってからも長くおいしく楽しむためのコツです。
- りんごの食物繊維は皮に多く含まれるため、皮ごと食べるのがおすすめです(JAグループ)。小さなお子さまには、上の安全の項のとおり、食べさせ方に配慮を。
- 保存は、薄いポリ袋に入れるか、ラップに1つずつ包んで、冷蔵庫の野菜室へ。新聞紙に包んでからポリ袋に入れると、長期保存できます(JAグループ)。冷やしすぎると香りや甘みが損なわれるので注意してください。
- りんごから出るエチレンガスは、他の野菜や果物を早く成熟させる作用があります。ポリ袋の口はしっかり閉じ、他の野菜や果物とは分けて保存しましょう(青森県りんご対策協議会)。
- りんごは暑さが苦手です。秋・冬は寒い場所なら室温でもよいものの、暖房の入った部屋に置くよりは、冷蔵庫がおすすめです。
- 切ると茶色く変わるのは、果肉のポリフェノールが酸化するためです。食塩水かレモン水に漬けると防げます(JAグループ)。塩水やレモン水に5分ほど浸してから、断面にラップを密着させて野菜室に入れると、2〜3日もつとされます(青森県りんご対策協議会)。
- つがるなど早生の品種は日持ちしにくいため、収穫後、早めに食べるのがおすすめです。
- 酸味のしっかりした紅玉は、加熱しても風味が崩れにくく、アップルパイやジャムに向きます。
食べ放題と量り売り、どちらを選ぶ?
りんご狩りの料金のしくみは、大きく「量り売り・買い取り」と「食べ放題」に分かれます。関東では、もぎ取った分だけお支払いする量り売りが中心です。
量り売り・買い取りは、摘み取った分を計量してお会計をするしくみで、おみやげにしやすいのが特徴です。りんごは1つずつが大きく重いため、持ち帰る量は、車やご家庭の冷蔵庫の空きも考えて決めると失敗しにくくなります。
食べ放題(食べ比べプラン)を設けている農園もあり、複数の品種を食べ比べたい方に向いています。どの品種が対象か、時間制限があるか、持ち帰りの扱いはどうかは農園ごとに違うため、事前に確認しておくと安心です。
DATA / 当サイト掲載データからみる関東のりんご狩り
32件
掲載している農園数
3件
食べ放題と確認できた農園
- 群馬県14件
- 栃木県8件
- 茨城県6件
- 東京都3件
- 千葉県1件
※各農園の公式情報などを元にした当サイトの集計です。食べ放題は、確認できた範囲の件数です。
予約・混雑・雨の日の考え方
当日にあわてないために、事前に確認しておきたいポイントです。
- 個人での予約が不要な農園は多い一方、団体は予約が必要なことが多く、希少な品種は事前確認がおすすめです。
- 9月は早生、10月〜11月は甘みの出そろう品種と、時期ごとにもげる品種が変わります。目当ての品種があるときは、収穫できる期間を農園に聞いておくと確実です。
- 最盛期の土日祝日は混み合う傾向があります。平日や開園直後は、比較的ゆったり過ごせます。
- 雨の日は、営業するかどうかが農園によって異なります。芝生や土の上はすべりやすくなるため、替えの靴があると安心です。出発前に農園へ確認しておきましょう。
- 天候や作柄で、収穫時期が前後することがあります。最新の情報は、各農園の公式情報をご確認ください。
エリア別のりんご狩り農園
関東でりんご狩りが楽しめる農園を32件掲載しています。エリアから探せます。
市区町村からりんご狩り農園を探す
お住まいの近くやお出かけ先でりんご狩りができる市区町村ごとにまとめました。
りんご狩りのお役立ちコラム
りんご狩りのよくある質問
Q. 関東でりんご狩りができる時期はいつですか?
早生のつがるが始まる8月下旬〜9月から、晩生のふじが穫れる11月下旬まで楽しめます。甘い品種が出そろう10月〜11月が最も人気の見頃です。
Q. 料金はどのくらいですか?
入園料300〜500円に加えて、もぎ取った分を量り売り(1kg500〜800円)する方式が一般的です。食べ放題プランを設ける農園もあります。
Q. 関東のりんご狩りはどこでできますか?
群馬県の沼田市・みなかみ町・中之条町、栃木県の矢板市などが代表的な産地です。沼田市内だけでも30以上の観光果樹園があります。
Q. 予約は必要ですか?
個人なら予約不要の農園が多いですが、団体は事前予約が必要なことが多く、ぐんま名月など希少品種は事前確認がおすすめです。
Q. りんご狩りは食べ放題ですか?
入園料+もぎ取り量り売りが中心ですが、食べ放題プランのある農園もあります。複数品種の食べ比べを楽しめます。
Q. りんごの蜜は甘いのですか?
蜜そのものが周囲の果肉より甘いわけではなく、果実が熟して糖がたまったサインのひとつとされています。蜜は収穫後に少しずつ果肉に吸収されますが、消えても甘さは変わりません。入り方は品種によって異なり、完熟しても蜜が入りにくい品種もあります。
Q. 切ったりんごが茶色くなるのを防ぐには?
茶色くなるのは、果肉のポリフェノールが空気に触れて酸化するためです。食塩水かレモン水に漬けると変色を防げます。5分ほど浸してから、断面にラップを密着させて野菜室で保存すると、2〜3日もつとされます。
Q. りんごは他の果物と一緒に保存してもいいですか?
りんごが出すエチレンガスには、他の野菜や果物の成熟を早めて傷みやすくする働きがあります。ポリ袋に入れて口をしっかり閉じ、他の野菜・果物とは分けて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
Q. りんごは皮ごと食べたほうがいいですか?
りんごの食物繊維は皮に多く含まれるため、皮ごと食べるのがおすすめとされています。ただし、小さなお子さまには、消費者庁がよくかんで食べられる工夫(小さく切る、やわらかく調理するなど)を呼びかけています。食べさせ方は、月齢や歯の生えそろい具合に合わせて考えてあげてください。
Q. 同じりんごなのに、赤い部分と色の薄い部分があるのはなぜですか?
りんごは、日光が当たった部分が赤く色づきます。そのため栽培では、反対側にも光が当たるよう実をまわす作業を行います。日当たりの違いで色に濃淡が出ることがあります。
Q. りんご狩りは「食べ放題」と「量り売り」のどちらを選べばよいですか?
農園によって、時間内に食べ放題のところと、収穫した分を量り売りするところがあります。その場でたっぷり食べたいときは食べ放題、おみやげに持ち帰りたいときは量り売り、と目的で選ぶと決めやすくなります。時間や料金は農園ごとに異なるため、行く前に公式情報で確認しましょう。
Q. ベビーカーや、小さなお子さま連れでもりんご狩りはできますか?
農園によって、足元の状況や通路の広さは異なります。ベビーカーが使えるかどうかは、事前に農園へ確認しておくと安心です。抱っこひもがあると、両手が空いて動きやすい場合があります。
Q. りんご狩りの持ち物は何がありますか?
帽子や羽織りもの、飲み物、タオル、ウェットティッシュ、ごみ袋があると便利です。芝生や土の上は滑りやすいことがあるため、歩きやすい靴と替えの靴もあると安心です。
Q. 赤りんごと青りんごは何が違いますか?
赤りんご系(ふじ・つがる・シナノスイートなど)は濃厚な甘みとほどよい酸味、青りんご系(王林・ぐんま名月)はさわやかな香りと酸味の少ないやさしい甘さが特徴です。
Q. 一番甘い品種はどれですか?
蜜が入るサンふじ、甘み主体のシナノスイート、ぐんま名月が特に甘いと評判です。酸味が苦手な方はこれらや王林がおすすめです。
Q. お菓子作りに向く品種はありますか?
酸味のしっかりした紅玉が定番で、加熱しても風味が崩れにくくアップルパイやジャムに最適です。生食メインなら甘い品種を選びましょう。
参考・出典
最終更新日:2026/09/21 / 執筆・編集:関東フルーツ農園ガイド編集部。農園数などの集計は当サイトの掲載データによるものです。編集方針や情報の更新についてはサイトについてをご覧ください。